鹿児島の食とデザイン

鹿児島県の重要産業である「食」に関して、デザイン及びデザイナーの力で付加価値を高め、食産業の活性化する事業をおこなっております。

鹿児島の食とデザイン-ニュース

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9.27

大隅セミナー【事業×デザイン〈地域密着編〉】開催いたしました。

9月8日(木)に鹿児島県大隅加工技術センターにてデザインセミナー『事業×デザイン〈地域密着編〉』を開催いたしました。

 

第1部では、坪水醸造の主力商品デザインリニューアルについてデザインを依頼した坪水醸造㈱常務坪水徳宏氏と依頼を受けた側の㈱冨永デザイン アートディレクター 冨永 功太郎氏のお2人に、ご講演いただきました。

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企業にとって、長年親しまれている主力商品をリニューアルすることは勇気のいることです。主力商品のリニューアルは、デザインのみならず、売り場の反応、社内の調整、告知など新商品を作るときとは異なる課題があるからです。

「地域のファンを満足させていないのに、地域外に新しいファンを増すことはできない!」との言葉に、感銘を受けました。「長年ずっとマルイさん(屋号)の商品を使っているのよ!」とお客様から直接言われる、長年愛される喜びを知っている企業だからこそのお考えだと思います。依頼を受けた、デザイナーの冨永さんは、既存のロゴマークに注目され、統一したシンボルマークをデザイン。100年たっても色褪せないデザインが企業のブランドを作っていくと力強い信念を感じました。

 

 

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第2部の南大隅町のデザイン開発事例では、今別府さんと依頼を受けたデザイナーの和田さんにご講演いただきました。本事業では、食品企業の経営者の方やデザイナーのかたからご講演いただいておりましたが、今回は初めて、行政の立場からのご講演です。統一のデザインをつくることによって、存在のアピールをしたいという意志を感じました。デザイナーの和田さんからは、作成してデザインの運用方法、ロゴを使用する際のルールなど、具体的な運用方法も説明がありました。

 

第3部のQ&Aセッションでは、2人のデザイナーがお互いのデザインについての質問など、ご来場いただいた方々から多くの質問をいただき、講師の4名にお応えいただきました。

 

ご講演頂きました4人の講師のみなさま、ご参加いただいたみなさま、ご協力くださったみなさま、ありがとうございました。

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