鹿児島の食とデザイン

鹿児島県の重要産業である「食」に関して、デザイン及びデザイナーの力で付加価値を高め、食産業の活性化する事業をおこなっております。

鹿児島の食とデザイン-ニュース

ニュース

9.23

【事業×デザイン ブランド編】開催いたしました

8月26日(金)『事業×デザイン(ブランド編)』セミナーを開催いたしました。

2組4名をお迎えして、デザインを依頼した側・依頼された側の双方のお話しをお伺いしました。

 

第1部は「ブランドとしての“旅する丸干し”」と題しまして、株式会社下園薩男商店 常務 下園 正博様と株式会社 冨永デザイン 冨永功太郎様にご講演いただきました。

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昭和14年創業の老舗干物屋、下園薩男商店。近年の人口減少に伴い、干物や丸干しを食べる人が減少。そのうえ、海外加工の安い製品が数多く日本に入ってきている。そこで、デザインの必要性を感じデザイナーの冨永さんと知り合い、デザイナーに伝えたことや、初めてのデザイン案を見た時の感想など、“旅する丸干し”が出来上がるまでの経緯や、今後についてご講演頂きました。“旅する丸干し”が企業のイメージとなり、メディア露出も増え、既存の商品の売り上げにもつながる…そんな、デザインの力を感じることのできるお話しでした。

また、冨永さんからは、デザイナーの立場から、“旅する丸干し”という商品ができるまでと、できてから今までデザイナーとしてどう関わってきたか、思考やプロセスをご紹介いただきながら、ブランドとしての“旅する丸干し”をお伝えいただきました。

 

 

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第2部は“小さくても生き残る”企業の伝え方 と題し、農事組合法人三笠えのき茸生産組合 理事 松崎 勝利氏 と オンドデザイン 代表 馬頭 亮太氏にご講演いただきました。過去、いくつかの展示会へ出展された松崎さん。でも、なぜか次につながらない。そこで、「食べたらわかる」から、「見たらわかる。食べたくなる」へ変化させるべく、昨年の「鹿児島の食とデザイン2015」のデザイン開発ワークショップへ応募し、デザイン開発をスタート。新たな2ブランドを誕生させ、展示会へ出展!新たな市場を見つけることもでき、これからの展開が楽しみです。デザイナーと組んでみて、「伝えることのプロがいる」「デザインは、ただの装飾ではなく‟価値を見える化‟してくれる」と実感されたとの言葉が印象的でした。

続いて、馬頭さんからは、「三笠きのこ」ブランドの軸となる商品作りの必要性を感じ、ユーザーや売場を考えた末、2つの商品展開を確立。東京での展示会へ挑戦し展示会のブース作りも手掛けられ、商品だけじゃなく、いろいろな展開が広がっていくお話も聞くことができました。

 

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第3部は、Q&Aセッション。ご講演いただいた2組4名に、ご参加の皆さまからの質問を投げかけていきました。企業側には、「デザインで売上は何倍になりましたか?」「デザイン料は、どのように考えていますか?」や「デザインについて、社内からの反発は?」など。デザイナー側には、「デザイン依頼から初案までの期間はどれくらいでしたか?」や「商品開発(味など)にデザイナーがどれくらい関わっているの?」など、デザイン料以外にも気になる質問を多くいただきました。

 

まだデザイナーと組んだことがない企業さんにとっても、関係性がわかる良い機会になったのではないでしょうか。

ご講演頂きました4人の講師のみなさま、ご参加いただいたみなさま、ご協力くださったみなさま、ありがとうございました。

 

鹿児島の食とデザイン2016では、来月10/6(木)に鹿児島市で『デザインの誕生と育て方』セミナーを行います。それぞれ残席わずかです。お申込みご希望の方はお早めに!

http://www.food-design-k.jp/2016_program_2